4月2日(金)北海道新聞社のインタビューにて
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 釧路市役所を定年退職まで2年を残してなぜ「P-ぽけっと」を開設したのでしょう?
 最近子育ては、「つらく・大変」というイメージの強いのですが本来は、楽しくてとても幸せな充実感が味わえる素晴らしい事だと思っています。保育経験を重ねるにつれ子供たちにもらった多くの幸せを地域に還元したいという思いが強くなっていきました。
 又私の住んでいる興津の地域はかつて釧路の基幹産業だった太平洋炭鉱地域でしたが近年高齢化と人口減少の傾向にあり少し元気がなくなってきています。そんな自分の住んでいる地域で少しでも明るさを発信をしたいと考えました。
 「自分らしさを忘れず、前向きに。」というのが私のモットーでして。(笑) 早期退職して「P-ぽけっと」を開設しました。
 施設名に「P-ぽけっと」とつけられたのには何か意味が?
 最初に地域のみんなが楽しく集まる場所ということが施設のコンセツプトにありました。
 その中で「ぽけっとの中には様々な大切な物が入っていてそして手を入れてみるとほっと温かいぬくもりがある」イメージが沸いてきて。
 さらに突き詰めて「ピープル(人々)」・「パソコン」・「ぽけっと」の頭文字のPを付け加えました。
 明るく歯切れのいい響きもよかったですしね。(笑)
 「保育ルーム」と「パソコン教室」。ちょっと変わった組み合わせですね。
 スタッフの中にコンピュータ関連会社に従事していた者がいるのですが地域の交流・活性というコンセプトに以前から共感してくれていて。何か別の形で協力できないものかと考え「パソコン教室」という形になりました。
 一見すると「保育ルーム」と「パソコン教室」とでは異なった感じがするのですが地域の交流・活性というコンセプトの点で両者は同じスタンスだと思っています。 
 両事業が独立して行動するのではなく、共に結びつき合って新しいサービスを地域に提供できる活動をしたいですね。
 5年後にはどのような感じを目指しているのでしょう。
 『P-ぽけっと』はまだ誕生したばかりで地域の中では点の状態ですが地域を見渡してみるとそれぞれの想いで発信されている方々が沢山いらっしゃいます。その方々と手をつなぎ合い、補い合って、点から線になりやがて円になって、「地域が元気な笑い声で響き合っている。」そんな感じになっていきたいですね。(笑)